高知市の教育を変えるかもしれない 歴史的な一歩

高知市の教育を変えるかもしれない 歴史的な一歩

令和元年12月高知市議会にて、私の出した請願書が全会一致で採択されました。過半数で採択ですが、本請願は、野党も与党も含めた34名の市議の全員にご賛成いただきました。

 

【いじめ重大事態に対して法令を遵守した取り組みを求める請願】

 

です。請願は紹介議員が必要なため、横山公大市議に紹介議員となっていただきました。

※文末に請願全文あり

 

いじめ防止対策推進法

 

本会議手前の経済文教常任委員会でも、全員の市議が賛成で採択され、本会議に移りました。委員会は傍聴に参りました、採択に本当に感動しました。

 

仕事に匹敵するくらいの時間を使い、神経をすり減らし、体力を消耗し、正直散々な1年半でしたが、年の瀬に救われた気持ちです。

 

私一人で作った請願書では、到底このような快挙は望めませんでした。議会直前に請願を出すことを決めたため、時間がありませんでした。

そして市議の皆様は大変忙しい時でした。

 

そんな中、横山公大市議が毎日のように面談してくださり、メールや電話で沢山サポートしてくださいました。

 

驚くほどの熱量でご自身も動いてくださり、先輩議員の方々のご協力も仰いでくださいました。

 

代表質問の準備で寸暇を惜しむ中、そして休日に、ベテランの高木妙市議がご面談くださり、請願に助言をくださいました。

 

お時間がないと言われていたのに、翌日には会派の皆様で高知市教委から話を聞いてくださいました。

 

議会中にも関わらず、議長にもご面談いただき、相談に乗っていただきました。経済文教常任委員会の委員長も、市教委からお話を聞いてくださいました。

 

 

上記市議の皆様とは、面識がなく、横山公大市議のご紹介でした。凄い熱量と活動量で先輩市議の皆様を巻き混んでくださいました。

 

保守中道クラブの皆様には、清水おさむ市議を始め、会派の皆様に請願の内容や表現にもご助言いただきました。

 

1日中議会でお忙しい中、朝や休憩時間に。ベテランの市議の方々がこんなに必死になって、ご協力くださることに感動しました。

 

高知市の子ども達の教育環境は酷いと言わざるを得ません。学力も高知県内の他市町村平均より、高知市はガクッと低いです。

 

不登校の高知市独自データは見つけられませんが、ずっと高知県は、全国ワースト1~2位。

 

1059人もの小・中不登校児は、人口の半数を占める高知市の要因は大きいと思います。

 

高知市立の小学校でもある児童がたった6年で何度も教員不祥事に会い、その対応は毎回非常に残念で子ども達が犠牲になっているので、そこから推測しても高知市の課題は大きいです。

 

この請願も事例の内容は、ぼかしていますが実は単なるいじめではなく、全国ニュースレベルの教員不祥事被害に我が子が会い、体調を崩したものです。

 

学校現場の課題は、私の個人的な所感では、岡崎高知市長が子ども達の安全や教育に関心が非常に薄いことが大きいと感じています。

 

5期目、20年となるこれからの4年で岡崎市長がやりたいことの公表には、「学力」も「不登校」も「教育」も一言もありませんでした。教育課題山積みの高知市なのに😢

 

知事は尾崎知事も濱田知事も教育や不登校に力を入れられていましたし、よく発信されています。高知県は不登校対策・教育に熱いのです。

 

高知市にも子ども達の方を向いていただきたいです。

 

運動会弁当
子どもが5年生の時、運動会に作ったお弁当。高知市立小学校で教員不祥事事件の被害に会い、体調をずっと崩し、6年生最後の運動会は出ることができませんでした。

 

正直、市長への諦めだけでなく、行政のチェック機能である市議会も高知市においては、子ども達からは遠い存在なのかと思いかけていました。

 

でも、、、、

 

高知市民のことを。高知市民の子ども達の事をこんなに一生懸命になってくださる市議の方々がいらっしゃるんだ。

 

ということに大きな勇気をいただきました。市議の皆様は、本当に多忙です。まして市議会の真っただ中は、時間なんてありません。

 

あそこまで情熱的に行動してくださるなんて。

私情やしがらみではなく、純粋に

 

「子ども達のためにやらんといかん」

 

と、思ってくださったら、あんな風に一致団結して、大きなうねりとなるほどに行動してくださる。

 

そういう市議の皆様のいらっしゃる高知市も捨てたものではないと思えました。

 

本当に高知市議会議員の皆様、そしてご協力くださった市議の皆様、ありがとうございました。

 

請願の採択には法的拘束力はないものの、全会一致ということは、市議会議員の皆様の意思が表明されたことです。

 

高知市教委にとっては、襟を正さねばならないという、ピリッとしたものが感じられているはずです。

 

これで終わりではなく、始まり。

この請願は、

 

「今後の再発防止の仕組み作りと法令遵守」を訴えるものです。

 

ひとつの事例を元に高知市議会議員の皆様、全員が高知市教委の取り組み、子ども達への姿勢、教員の不祥事への対処の仕組み、不登校改善の抜本的な取り組み、

何より「法令遵守」に対して強い関心を持たれているということです。

 

 

 

■■令和元年12月高知市議会にて全会一致で採択された請願の原文■■

 

(請願人)山脇文子

(紹介議員)横山公大

 

【いじめ重大事態に対して法令を遵守した取組みを求める件】

 

高知県の平成30年度の不登校児は1059人で、ここ数年、児童千人当たり 人数では全国 ワースト1~ 2位 という 厳しい状態が続いており、県人口の約半数を占める高知市の不登校 対策は重要だと考えます。

 

中でも、不登校の原因の一つである「いじめ」の撲滅対策については、いじめ防止対策推 進法が平成25年 9月 に施行され、地方自治体には「 いじめ」の早期発見や迅速・適切な対 応が求められるとともに、特に被害児童に重篤かつ長期的な影響を及ぼす「 重大事態Jを認 定した場合には、事案に応じて第三者委員会を設置すること等が規定されています。

 

しかし、昨年、高知市立学校で発生した「 いじめ事件」では、発生当初の学級担任教諭の 指導力・対応力の不足や学校から相談を受けた市教育委員会の体制不備などがあり、結果的 に本事件が「 重大事態」に認定されたのは本年2月 、第二者委員会の調査が始まったのは年 度を跨いだ本年8月 となりました。

 

この間、学校は市教育委員会の指導を仰ぎながら独自の事実調査を行い、事態の改善にも 取組んでおられましたが、事件対応を俯 l敢すると法令が定める「 組織的かつ速やかな対応」 には程遠い取組みであつたと言わざるを得ず、当時5年生だった被害児童はこの1年余りの 間で100日 ほどの欠席や早退を余儀なくされました。

 

ついては、市長および市教育長に対して、本事案を教訓とした再発防止策、すなわち「 重 大事態」が発生した場合には、いじめ防止対策推進法に基づき、学校および市教育委員会に おける事実確認、認定、事案に応じた第二者委員会の設置。 調査等が速やかに実施されるよ う強く要請いたします。

 

以上

---------請願原文引用終わり----------

 

本当に高知市議会において、歴史的と言える全会一致採択でした。

 

個人の事例が入っており、教育委員会のあり方を正す請願に市議全員がご賛同くださったことは、快挙です。

 

来る1年も仕事と、高知の教育改革を両立し、必ず高知市の子ども達の未来を今より明るいものにします。

 

子ども達の未来が環境により、閉ざされることのない高知市の実現!

 

何より大切な子ども達をどんなことがあっても守り抜き、幸せな人生を歩めるようにします。子ども達の夢は必ず実現します。

 

 

高知市議会議員 横山公大市議のブログ 

お世話になった横山公大市議のブログです。こまめに更新されているようです。

 

 

高知市議会HP

上記で会議の議事録。請願採択の履歴。請願や陳情の出し方などが公開されています。

 

 

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