高校2年生に向けての進路講話
- 2020.02.11 [更新日]2020.04.22
- セミナー・講演(学生・若者)
- 進路選択のポイント, 自己表現, 高校進路講話
こんにちは。高知県高知市のキャリアコンサルタント山脇文子です。
厚生労働省の定義によると、キャリアコンサルタントは、
「 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行う 専門家」
と定義されています。詳細は以下ご覧ください。
厚生労働省 キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティングページ
労働者に限らず、学生など求職者の進路選択や、専業主婦など仕事をしていない方にも当然キャリア(人生)はあるのですから、全ての人の自己実現の相談に乗るのがキャリアコンサルタントです。
講師として、若者のキャリア教育をするのも仕事の内🌸
今月は、高知県東部の公立高校の進路講話をご依頼いただいています。昨日まで資料作りと最終チェックをしていました♪
話したいことが多くてパワポのスライドを作り過ぎて、終わり切らなくなってしまうことがあるので、厳選して内容を減らしました^^;
ご依頼は、「今日の流動的な社会情勢を踏まえた意識づけ」をとのご依頼🍀
対象は1年生ですが、2月という間もなく2年になる間際。ほぼ2年生と思ってお話すれば良いかと考えました。
まずは「時間を意識することの大切さ!」
ぼんやり、過ごしていて、勉強もぼやぼやしていて、進みたい分野も決まってなくって、ゲームしてダラダラしていたら、3年生になっていた!
なんてこと、思いっきり「あるある」ですからね^^;
それじゃ色んなことが間に合わなくなっちゃうんですよ~(おーい)
ということで、まずは時間を意識。
ほんとにザックリです。学校によってなど違うかもしれませんが、提示します。
「えっ!」高校2年でもうオープンキャンパス?!とここで驚く子がいると思います。
高校2年でオープンキャンパスに参加する率は、7割ほどだそうです。
のんびり3年でいいや。と思っていると、乗り遅れます。
オープンキャンパスに2年で参加するということは、それまでにどこの学校に行ってみようか考えておかないといけない。
ということです。
どの分野に進みたいのか?
自分は何が好きで、何に喜びを感じるのか?
しっかり考えておかないといけません。
奨学金の申請も4月には、早いものが始まるそうです。ということは、それまでに保護者と進学とお金の話をしておく必要があるでしょう。
- 親御さんの貯金などがあり、自分が借りずに行ける。
- 学費はないので、全額奨学金を借りなければいけない。
- 半分は親御さんが出してくれるので、半分は自分が借りる。
- 県内国公立大学なら経済的に大丈夫。
- 県外の専門学校や私立大学でも奨学金なしでOK。
どうでしょうか?
経済的な条件によって、進路が全く変わって来ます。
準備しなければならないことも変って来ます。
備えあれば、憂いなしです。
反対にいうと、備えてなかったら憂いだらけで泣くことになります。
最近、民間出身の広島県教育長「平川理恵さん」の言葉をお聴きして、とても惹かれたので、今回のパワーポイントに入れました^^
私もその通りだと思います。
日頃も「進路決定は自己理解」と伝えています。
キャリアコンサルティングの6ステップもこの通りです。
まず自分を理解すること。
自分の能力、好きなこと、遣り甲斐を感じること、嫌いなこと、家庭環境(経済的等)など、理解していないと、方向を選べません。
次に進路を選択するためには、世の中にどのような仕事があるのか、働いた場合の条件、具体的な仕事の内容がイメージできているか。など、
「仕事理解」
も、欠かせません。
自分を理解して、家庭の状況、社会情勢、仕事などを理解して初めて、意思決定ができます。
つまり「人生を選択すること」ができます。
選択した後の、応募や面接、応募書類作成などが、「自分を表現すること」に当たります。
自己理解って人間の基本です。
自分が真に理解できて、他者理解もできる。
自分というものが正確に理解できていないと、人との違いも分かりません。
人間関係でも、幸せ感を感じるためにも、進路決定にも、まず自己理解です。
他にも日頃私が伝えている、のが進路をシンプルに考える3ポイント。
こちらです^^
我ながら分かり易いと思います(^-^)
学生さんって、非現実的になってしまうことがありますので、「生活できるか」も外さないで欲しいです。
今は、親御さんに養ってもらっていたとしても、一生養ってもらえる訳ではありません。
いずれ「自活」「自立」しなければならないのです。
そうじゃないと、「8050問題」のようなことが起こってしまいます。
大変な社会問題です。
手が届きそうか。ということも大事。
多くの庶民のご家庭のお子さんは、突然、一般公立校から「医者になりたい」と高校3年生などで思い立っても、お金の問題、学力の問題でなれることは少ないと思います。
職業によっては、条件と早めからの努力が必要ですから。
ということで、
やりたいことか、
その仕事をして生活ができるか、
手が届きそうか。
というこの3点で、進路を考えて見ること、お勧めしています^^
「やりたいこと」
というと、「やりたいことがない」と困ってしまう子がいますが、「夢」まで行かなくてもいいんです。
絶対この仕事はないわ~。一番嫌い。怖い。絶対ムリ。そんな仕事毎日したら私ストレスで死んじゃう(涙)
っていう仕事をわざわざ選んじゃダメですよ。
くらいでしょうか(笑)
正直、食わず嫌いなだけで、やってみると好きになる仕事もあります。
だけど、一応、色んな仕事がある中で選べるなら、ちゃんと自己理解をした上で、自分が好きな仕事、楽しいと思える仕事、遣り甲斐を感じる仕事、を選びたいですよね。
その方が、幸せに生きられて、仕事も続く可能性がありますから。
そんな風に色々考えて、私なりに進路についてお伝えしていきます。
先生からのオーダーに、「流動的な社会情勢の中」という言葉がありましたので、「人生100年時代」についてのお話や、
AIなど仕事の種類の変化の話、
少子高齢化で売り手市場であるから、チャンスであること、
最低賃金でフルタイム勤務したら、手取り月給がいくらになるか、
正社員と非正規雇用の賃金比較、
高知県は、所得が低いイメージがあるが、高知県の月間所得が全国で何番目くらいにあるか、
などなど、色んな切り口でお伝えしていきます。
最後の高知県の所得は、意外に真ん中に近いところにあるのです。少し下気味ではありますが。
この辺は、少子高齢化が10年進む高知県民の先輩としては、「地元高知で就職して欲しいな~」という気持ちが入っています。
メリットデメリットや社会情勢をしっかり理解した上で。です。
なんか、よく分からないけど、高知仕事なさそうだから、県外行こうか。
と、安易に人生を決めないで欲しいかな。と。
同じ県外に行くにしても、都会で〇〇を身に付けたいから。とか、視野を広げたいから。とか、目的を持ってにして欲しいですね。
改めまして、こんにちは(^-^)
「キャリアカウンセリングを通じて笑顔花咲く未来を創る」
をモットーに活動している、四国、高知県の山脇文子です。個人~企業まで、コンサルタント・研修やセミナーの講師として出逢った方々が笑顔になるお手伝いをしています。
国家資格のキャリアコンサルタントとして、独立して7年目。
ずっとフリーランスで活動しています。
その前は、会計とパソコンインストラクターとして、13年フリーランスとして活動してきました。
自営業者として独立したのは、26歳の時。
現在45歳です。
あっという間に、フリーで20年。
シングルマザーですので、大黒柱として子どもを育ててきました。
キャリアコンサルタント資格の取得を検討されている方、
資格を取ったけれども、フリーでどうやって活動して良いのか、迷われている方、
定年後のセカンドキャリアとして、キャリアコンサルタントで活動されたい方など、
ご相談お待ちしています。
ZOOMやSkypeなどオンラインビデオ通話でのご相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
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