人手不足・採用に悩まれている企業経営者からのご相談
- 2022.02.26 [更新日]2022.03.02
- 起業相談・経営者相談
- 人手不足, 応募が来ない, 採用

皆さん、こんにちは^^
キャリアコンサルタント・公認心理師の山脇文子です。
リアルは高知県・オンラインは全国を中心に活動をしています。
企業経営者の方のご相談、パワハラ対策や、採用支援、定着・適応支援、モチベーション向上支援、メンタルヘルス対策など、組織の人間関係改善や人の問題についてのご支援もしております。
人手不足に悩む高知県の経営者
さて、今日こんなツイートをしました。
そうなんです。
私の住む高知県は、少子高齢化が全国平均より10年も進んでいる、課題先進県と言われる県なのです。
課題先進県というとなんだか恰好良いですが、要するに少子高齢化による課題や問題が深刻な県ということですよね^^;
そういう背景もあり、数年前から、よく企業経営者の方などから採用や人手不足に関するご相談をいただくようになりました。
例えば、仕事の発注はあるのだけれども、人手が足りず受けることができない。
ハローワークに求人は出しているのだけれども、いくら出しても応募がない。
やっとの思いで採用しても、管理職が厳しい対応をしてしまうので、すぐ若い人が辞めてしまう。
コロナ禍の影響で、海外から雇用していた従業員が何人も自国に帰ってしまうので、採用をしないといけないが求人を出しても応募が来ない。
などなど。。。。
中には、ほんとうにお困りで女性経営者の方の中には、涙を浮かべながら辛い状況を語られる方もいらっしゃいます。
最近は、二代目経営者の方からのご相談も多くなりました。
そうすると、先代の時代には人が採用できない。ということがなかったものですから、理解してもらえず、2代目社長のやり方が悪いだけではないか。などのような心無い言葉を投げかけられたりすることもあり、お辛いものです。
そんな時はじっくりお話をお伺いした上で、採用支援のコンサルティングをさせていただいております。
まずは、経営者の方の相談役になり、求人への応募を増やす取り組み、職場への定着の取り組みを進めて行きます。
高校生採用を始めたい企業
つい先週も企業の採用促進担当の方からご相談がありました。
何年か前に、事務職社員の方を中心に接遇コンサルのご依頼の打診があり、その際の社長との面談で知り合った方です。
突然、携帯に電話がありまして。
数人以上の新規採用をしないといけない。これまでは中途採用を基本として来たけれども、それでは充足することが難しいので、
高校生採用
をしたいと考えている。
そこで、太平洋学園高等学校のHPを見ていたら、「山脇さんの写真が載っている~!」と驚き、相談の電話をした。
ということでした。
そうです。校友会長ですので、こんな感じで写真が載っているのです(笑)

私は、高知県の定時・通信高校である、太平洋学園高等学校で
- 校友会長
- 法人の役員(評議員)
- 進路相談キャリアコンサルタント勤務
この3つを努めています。
校友会長をしているということは、母校でもあります。
日々、学生の進路相談に乗っており、進路の先生とも当然連携をしていますので、「できれば進路の先生をご紹介いただけませんか?」というご依頼でした。
もちろん、ご紹介させていただきましたし、進路部の管理職との面談の際には同席いたしまして、お顔つなぎと調整をさせていただきました。
後日、そちらの会社の常務も太平洋学園高等学校の卒業生とのことで、再度常務もご同席され、採用などに関して話し合いをしました。
高知県は狭いですので、こうして人との繋がりで物事が動くことは多いものです。
もちろん、単独で足を運ばれても歓迎はしてくださいますが、やっぱり知らないところに一人で行くって、平気な方もいれば、やや緊張する方もおいでます。
そこで、両方を知っているものが「繋ぐ」というのは効果的ですね。
求人への応募を増やす方法

さてさて、応募を増やす方法です。
大卒新卒限定の企業は別として、中途採用や高校生採用もご希望されている会社が中小企業では多いです。
その場合は、機関などと連携することが有効です。
- ハローワークに高校生求人を出す
- 高校や学校の進路部に求人票を持ち込みお願いする
- 「高知の企業」のような冊子に掲載してもらう
- 若者サポートステーションやジョブカフェなどと連携
- 障害枠雇用も検討
- 求人票の記載方法や労働条件を見直す
などが考えられます。
ハローワークに高校生求人を出す
ハローワークで高校生向けの求人は特別な申請の仕方になっています。
高知労働局の解説ページ
https://jsite.mhlw.go.jp/kochi-roudoukyoku/riyousha_mokuteki_menu/jigyounushi/jigyou04.html
このやり方で求人を出すと、高等学校の進路部などのみで閲覧が可能な求人となります。
そうすると、学生が進路相談に来た時に、先生がパソコンを使って、この求人の中から生徒に合う求人を探すので、高校生が応募してくれる可能性が飛躍的にあがります。
高校や学校の進路部に求人票を持ち込みお願いする
これは今回、ご相談があった企業の方が行ったものですね。
ハローワークなどに求人を出し、それを持参して進路部の先生に顔つなぎをして、マッチするような学生がいたら勧めて欲しいとお願いするものです。
「高知の企業」のような冊子に掲載してもらう
こちらもよく顧問先企業などのお勧めしている方法です。
高知の企業
https://www.kenjin.ne.jp/com/2550/2550.asp
こういう系統の冊子は何種類もあり、高等学校・専門学校・大学などに無料配布されます。
学生はこういう冊子を見て、待遇・印象などから応募する企業を選定します。
正直ハローワークの求人票だけ見ても、ただの白黒の紙に文字で書いているだけですから、学生はイメージなんかわきません。
カラーで、業務内容、会社のイメージ、働いている人の写真(しかもかなりいい感じのショット)の掲載された冊子を見ると、かなり!イメージが上がります!
若者サポートステーションやジョブカフェなどと連携
若者サポートステーション
https://www.kochiken-shakyo.or.jp/saposute/
若者サポートステーションは、引きこもり、ニート、フリーターの方などの就労支援機関です。
既に仕事をしている方でも、正社員を目指すために通っていたり、病気療養中で今後仕事をしたいと思っている方もいます。
こちらは、職場体験で連携するとか、企業説明をしに行き、マッチする若者がいたら紹介してもらうような繋がりを作るのが肝要です。
15歳~50歳までの方が対象の機関です。
少ししんどい方もいらっしゃるので、企業側も定着への配慮をする姿勢があるとうまく行きやすいです。スタッフも丁寧にサポートしてくれます。
こちらは私も7年ほどキャリアコンサルタントとして勤務していましたので、気心のしれたスタッフもいて、今でも企業連携させていただくことがあります。
ジョブカフェ
こちらも、仕事体験講習というものがあり、就職希望の方に数日お試しで職場体験をしてもらい、双方マッチすれば本採用というシステムがあります。
企業側にも、体験する求職者側にも、一定の日額が支給され、事故などの時の保険もあります。
こちらも私は以前2年ほどキャリアコンサルタント勤務していました。
障害枠雇用も検討
民間企業の障害者雇用率は2.3%ですから、45人ほどの従業員数の企業であれば、1名の雇用が必要です。法定雇用率に満たない場合には、障害者雇用納付金を納めないといけないなどの罰則があります。
しかし、これを前向きにとらえて障害枠雇用を行えば、自社に適応した従業員を増やすことができるかもしれません。
ハローワークには障害窓口があり、ジョブコーチと呼ばれる専門の担当者が適応に向けて間に入ってくれるなどサポートがあります。
他にも地域障害者職業センターなどでも同様のサポートが受けられます。
障害と言っても、重度障害の方だけでなく、軽度の障害、身体や知的、そして、精神障害など多様です。うつ病の方なども障害枠雇用の対象のなりますので、うまく定着することができれば、戦力になるかと思います。
各種助成金などの支援もありますので、それらを活用することによって、手厚い教育をする予算を確保することもできますよね。
求人票の記載方法や労働条件を見直す
ご相談いただいて求人票を拝見すると、書かれている内容が薄くて、イメージがわきにくかったり、印象が下がってしまっている場合があります。
そういう場合には、表現を良くすることで応募が増える場合もあります。
また、休日数が極端に少ない。給与が極端に低いなどの場合には、そこも改善する必要があるでしょう。最近は年間休日数が100日を超えていないと、応募は少ないと思われます。
週休2日であれば100日は超えますので。
休日はとても重視されます。休日が少ないのであっても、給与がぐっと高い!などであれば応募する方もいるかもしれませんが、応募者は待遇をシビアに見ていますので、応募がなくて困っているのであれば、待遇を改善しましょう。
経営者が高等学校等のキャリア教育で講話をする
もうひとつ、学生に知ってもらうということで、大学や高校などのキャリア講話で経営者が講話をするというのもあります。
高知県も事業として行っています。
関連書籍
初めてでも採れる! ハローワーク版すごい求人票
アルバイト・パート[採用・育成]入門
※本ブログに記載の相談内容は、相談者の方の了解を得ているものです。もしくは複数事例を織り交ぜたり、架空の設定を交えたものです。了解を得ていない特定の個人の方の相談内容ではありません。
キャリアコンサルティング料金など
改めまして、こんにちは(^-^)
「キャリアカウンセリングを通じて笑顔花咲く未来を創る」
をモットーに活動している、四国、高知県の山脇文子です。個人~企業まで、コンサルタント・研修やセミナーの講師として出逢った方々が笑顔になるお手伝いをしています。

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